昔読んだ、パウロ・コエーリョのアルケミスト「夢を旅した少年」の中で、
うろ覚えやけど、
こんなシーンがあった。
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旅途中の少年が宮殿前で偉人に出会い、
「ボウルの中に入ったオイルをこぼさず宮殿内を歩いてこい」 と指示される。
少年は一滴もこぼさず歩いてこれた。
「どんな宮殿だった?」 と聞かれ
少年はボウルのオイルに夢中だった為、全くまわりを見れていなかった。
次に偉人はこう言った。
「では、次はボウルを持ったままどんな宮殿か見てこい」 と指示。
帰ってきた時、少年の手のボウルにはオイルは一滴も残っていなかった。
まわりに夢中になりすぎて、手の中のオイルを全部こぼしてしまっていたのだ。
何が大切か。って
手の中の幸せを一滴もこぼさず、
回りも見ることはとても難しい。
それができる人はすごいのだ。
と。
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多分こんな内容やったと思うんやけど、
今、この意味がすごくよく分かる。